五種混合ワクチン

更新日:2024年04月04日

対象者

生後2か月~90か月(7歳半)未満の泉大津市民

接種方法

4回(初回3回、追加1回)の接種が必要です。 初回接種として20~56日の間隔をおいて3回、また追加接種として初回3回接種終了後6か月以上18か月未満の間隔をおいて1回、合計4回の接種が必要です。

ジフテリア・百日せき・破傷風・ポリオ・ヒブ感染症について

ジフテリア

昭和56年にワクチンが導入され、現在では患者発生数は年間0~1人程度ですが、感染しても10%程度の人に症状が出るだけで、残りは症状の出ない保菌者となり、その人を通じて感染することもあります。高熱、のどの痛み、犬吠様の咳、嘔吐などが症状です。

百日せき

百日せき菌の飛沫感染によって起こります。ワクチンの導入により患者数は減少していますが、最近、長引く咳を特徴とする思春期、成人の百日せきがみられ、乳幼児に感染し、重症化する例があります。普通の風邪のような症状ではじまり、咳がひどくなり、顔を真っ赤にして連続的に咳き込むようになります。肺炎や脳症などを合併することもあり、乳児では命を落とすこともあります。

破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にいる菌が、傷口からヒトの体内に入ることによって感染します。菌が体の中で増えると、筋肉のけいれんを起こします。治療が遅れると死に至ることもある病気です。患者の半数は本人や周りの人では気が付かない程度の軽い刺し傷が原因です。土中に菌がいるため、感染する機会は常にあります。

ポリオ(急性灰白髄炎)

「小児まひ」と呼ばれ、我が国でも1960年代前半までは流行を繰り返していましたが、予防接種の効果により我が国では1980年を最後に野生株ポリオウイルスによる麻痺患者の発生はなくなりました。しかし、海外の国々では発生がみられ、渡航者等からの感染でいったん発生がなくなった国においても再発生する事態も生じています。口から入ったポリオウイルスは咽頭や小腸の細胞で増殖し、便中に排泄され、再びヒトの口に入り、抵抗力(免疫)を持っていないヒトの腸内で増殖し、ヒトからヒトへ感染します。ポリオウイルスに感染しても、ほとんどの場合は症状が出ず、一生抵抗力(免疫)が得られます。症状が出る場合、ウイルスが血液を介して脳、脊椎へ感染が広まり、麻痺を起すことがあります。一部の人は麻痺が永久に残ったり、麻痺症状の進行により呼吸困難で死亡することもあります。

ヒブ感染症

インフルエンザ菌特にb型(Hib ヒブ)は、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎の他、髄膜炎や肺炎等の重篤な感染症を起こす乳幼児にとって重篤な病原細菌です。

五種混合ワクチンについて

令和6年4月から、四種混合ワクチン(ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)にヒブワクチンを含めた五種混合ワクチンが使用されています。

※令和6年4月1日時点で、1回でも四種混合ワクチン・ヒブワクチンを接種したことがある方については、四種混合ワクチンとヒブワクチンをそれぞれで接種完了(全4回接種)してください。

副反応について

下記「副反応が起こった場合について」をご参照ください。

実施場所

四種混合ワクチンの接種を実施している指定医療機関で接種可能です。(下記母子保健予定表に掲載の「市内指定医療機関」参照)

持ち物

・母子健康手帳

・子ども医療証および健康保険証

・予診票

※令和6年2月1日以降生まれの人には五種混合ワクチンの予診票を配布しています。

それ以前の出生で五種混合ワクチンの予診票ではなく、四種混合ワクチンの予診票をお持ちの方は、四種混合ワクチンの予診票を五種混合ワクチンの予診票としてお使いいただけます。

費用

無料

注意事項

対象以外の接種は予防接種法に基づかない接種(任意接種)となり、万が一、健康被害を受けた場合は、「健康被害救済制度」の対象外となります。 「副反応が起こった場合について」をご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

子育て応援課
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