不活化ポリオワクチン
対象者
生後3か月~90か月(7歳半)未満の泉大津市民
接種方法
4回(初回3回、追加1回)の接種 初回接種として20~56日の間隔をおいて3回、また追加接種として初回3回目接種終了後12か月以上18か月未満(6か月以上で接種可能)の間隔をおいて1回、合計4回の接種が必要です。
ポリオ(急性灰白髄炎)について
「小児まひ」と呼ばれ、我が国でも1960年代前半までは流行を繰り返していましたが、予防接種の効果により我が国では1980年を最後に野生株ポリオウイルスによる麻痺患者の発生はなくなりました。しかし、海外の国々では発生がみられ、渡航者等からの感染でいったん発生がなくなった国においても再発生する事態も生じています。 口から入ったポリオウイルスは咽頭や小腸の細胞で増殖し、便中に排泄され、再びヒトの口に入り、抵抗力(免疫)を持っていないヒトの腸内で増殖し、ヒトからヒトへ感染します。ポリオウイルスに感染しても、ほとんどの場合は症状が出ず、一生抵抗力(免疫)が得られます。症状が出る場合、ウイルスが血液を介して脳、脊椎へ感染が広まり、麻痺を起すことがあります。一部の人は麻痺が永久に残ったり、麻痺症状の進行により呼吸困難で死亡することもあります。
ポリオワクチンについて
以前は経口生ポリオワクチンによってポリオという病気の根絶を行ってきましたが、100万人に1例程ではありますが、生ポリオワクチンによる重大な副反応(ワクチンによって麻痺が生じる)を回避するため、平成24年9月より、不活化ワクチンに変更しました。3回の接種により免疫(抵抗力)がほぼ100%できますが、免疫の持続が短いため、4回の接種が必要となっています。(四種混合ワクチンに不活化ポリオワクチンが含まれているため、四種混合ワクチンを接種している方は不活化ポリオワクチン単独の接種は不要です)
実施場所
指定医療機関 (下記母子保健予定表に掲載の「市内指定医療機関・育児相談」参照)
持ち物
母子健康手帳,子ども医療証および健康保険証 ※予診票は指定医療機関に備えています。
費用
無料
注意事項
対象以外の接種は予防接種法に基づかない接種(任意接種)となり、万が一、健康被害を受けた場合は、「健康被害救済制度」の対象外となります。 「副反応が起こった場合について」をご参照ください。
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更新日:2023年08月01日