いずみおおつライブラリー 町並み探訪
飯の山だんじり
泉穴師神社の秋季大祭として行われる「飯の山だんじり」の神事は、神祭り本来のかたちを伝えるもので、今では他の地域に類例のない、たいへん珍しい神事です。
飯の山の由来
聖武天皇のころ(740年ごろ)、干ばつのため凶作が続き、人々は餓死寸前に陥った。このとき天皇は霊夢によって米を和泉五社に供え、余りを民に施されたところ、たちまち雨が降り出し、人々は飢えから救われたという。その後これを祝い、今日に至るまで、毎年米の収穫期に、だんじりに飯の山を盛って神前にささげるようになりました。
だんじりまつり
泉大津が一つになって燃え上がる「だんじりまつり」。毎年10月に試験曳きと本祭りが行われます。泉大津市内の大津・泉穴師・助松・曽根の四神社の地区で各町自慢のだんじりが、勇壮にまちを駆け抜けます。
濱八町とは、大津地区8町の通称で、南海本線より浜側(西側)を指します。濱八町のだんじりは、上地車(かみだんじり)と呼ばれます。だんじりの屋根には各町それぞれ個性のある鬼熊(おにくま)が睨みをきかせ「カッチャイ(かちあい)」という、だんじり同士の当て合いが祭りの一番の見どころです。
十二町連合穴師地区4町と曽根・助松地区8町の連合で、南海本線より山側(東側)を指します。十二町連合のだんじりは、下地車(しもだんじり)と呼ばれます。だんじりの屋根下の組みひもが外に張り出し、腰まわりに彫り物が多く、重心が下部にあるため安定がよく、難しい曲がり角を平然とこなす「やり回し」が人気を集めています。
浜街道
紀州街道の海側に平行して走る「浜街道」には、各時代の町屋建築が多数残され泉大津市の貴重な文化資産になっています。工場を象徴するのこぎり屋根や虫籠窓(むしこまど)、鍾馗(しょうき)様が鎮座する屋根飾りなど貴重な建築様式があちらこちに見られ、歴伝統的建造物群と毛布発祥の地として住工が混在する一種独特な歴史的景観をかもし出す街なみとなっています。
泉大津大橋から見る初日の出
泉大津マリーナ
人と海がいきいきとふれあうウォーターフロント。船が人にロマンを語りかけるハーバーサイド。マリンスポーツ愛好家が集う、プレジャーボート基地があります。また、明石海峡から淡路島、紀淡海峡を見渡す海上は、クルージングやセーリングを満喫できる絶好のロケーションです。
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更新日:2023年08月01日