平成28年度 市民歴史講座 「泉穴師神社の神像群 ~83躯の再発見~」について(平成28年7月8日)

更新日:2023年08月01日

開催趣旨

 3月11日、泉穴師神社所蔵の神像83躯のうち80躯が、国指定重要文化財として文化庁文化審議会から答申されました。これは既指定の8躯に加え72躯が追加されたものです。80躯という神像数は、京都市上京区の大将軍八神社に並んで、1神社で所蔵する重文神像数としては日本最多となります。これまで非公開であった神像について、調査を担当された元大阪大谷大学教授の吉原忠雄先生に、最新の調査画像を見ていただきながら、お話しいただきます。調査を踏まえた講演会は、今回が初めてです。

 泉穴師神社は白鳳年間の創建と伝わる式内社で、泉州二の宮として地域の信仰を集める神社です。特に主祭神である栲幡千々姫命(たくはたちぢひめのみこと)は、織物の神様として泉大津の地場産業である繊維産業界から厚く信仰されています。

広報ポイント

  1. 80躯という神像数は、1神社で所蔵する重文神像数としては日本最多です。
  2. 面部に漆箔が施された像が13躯(既指定1躯含む)あります。金色身の神像は、他に大将軍八神社の神像群(重要文化財)中の1躯など数例が知られる程度で、本神像群の顕著な特徴といえます。
  3. X線CT撮影で、同木から男女1対あるいは3躯で1組の像として造られたと思われる組み合わせが、複数みつかっています。

詳細

講座名 市民歴史講座 泉穴師神社の神像群 ~83躯の"再発見"~

日時 7月16日(土曜日) 午前10時~11時30分

場所 テクスピア大阪3階301会議室

この記事に関するお問い合わせ先

生涯学習課
電話番号:0725-33-1131(代表) ファクス:0725-33-0670
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