わくわく農業体験収穫祭(平成23年10月)
親子で植えつけた「さつまいも」を収穫
泉大津市では、10月22日の午前9時30分から、市内板原町の畑(1,007平方メートル)で約40組の親子らが参加し、食育イベント「わくわく農業体験 収穫祭」を開催した。
これは、都市化により田畑の少ない同市では、作物の育つようすを見たことのない子どもたちもおり、子どもたちに農業体験を通して、食物を育てる大変さ、大切さなどを知ってもらおうと昨年にひきつづき泉大津市食育推進計画により実施したもので、今年6月の梅雨のあいまに、事前公募した親子らが泥まみれになりながら、さつまいもや枝豆などの種を植え付け、収穫の時をむかえ実施したもの。
参加した親子たちは、午前中、畑で「大きいの掘れたらいいなあ」「簡単に抜けないよ」「つながって出てきたよ」「どうやって食べようか」などと話しながら、収穫したさつまいもの計量を行った。午後からは、場所を市立保健センター(同市宮町2番25)に移し、栄養士や調理師による、直径1m20cmのパエリア鍋を使っての枝豆入りパエリア(150人~200人分)やさつまいもスープを秋空の下、試食した。
また、試食会と並行し、大阪ガス株式会社共催による「火育」コーナーも開催。ここでは火おこし体験を行い、おこした火で七輪にて収穫したてのさつまいもを実際に焼いて食べた。
また、収穫直後のさつまいもの重さを競う「ビッグさつまいも賞」や、さつまいも区画以外に割り当てられた区画で、おくらやきゅうり、かぼちゃ、すいかなどの夏野菜を育てられた家族に「フリー区画がんばったで賞」などの各賞の表彰式を開催。「ビッグさつまいも賞」で見事1位に輝いたのは、同市昭和町吉野さん家族で、1,330グラムのみごとなさつまいもを収穫していた。
さらに、“「食」おもしろ講演”と題してテレビやラジオでおなじみの吉本NSC特別講師の和泉修氏による講演会も開催。同氏は阪南市出身で、2000年に母校の同志社大学大学院総合政策科学研究科に入学、現在は博士課程に在学し、大阪国際大学客員客員教授に就任するなど、食に精通しておりタレントの傍ら講演活動も行っている。
その他、各種健康ブースで、体脂肪の測定や咬合力測定、食品サンプルによる1食のカロリー計測等、体験コーナーなども設置し、食と健康を体験してもらえる盛りだくさんの一日となった。
市健康推進課では、「約6か月の間でしたが、わくわく農業体験に参加したことにより、はじめて農業を体験した家族も多く、土にふれる楽しさ、収穫した作物を食べる喜びを感じることができたのでは」としている。
さつまいもを収穫する親子
収穫したよ
さつまいも掘れたよ
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更新日:2023年08月01日