「第16回・浜街道まつり」が開催されました。(平成29年5月29日)

 泉大津市では、5月28日（日曜日）、歴史的な家屋が残る同市東港町・神明町・本町地域にある通称「浜街道」周辺地区において、「浜街道まつり」が開催された。

 このまつりは、「浜街道」周辺地区の歴史的まちなみの保全と景観を活かした魅力あるまちづくりを、地域の住民主体で推進している「泉大津駅西地区市民まちづくり会議まちなみ景観保全部会」による「浜街道まつり実行委員会」が「浜街道」周辺のまちなみを保全する活動の一環として開催している。

 まつりでは、数カ所にステージが用意され、歌や楽器演奏が行われ、周辺の寺院では、狂言や落語、また、境内では、「こども昔あそび」と題して昔の子供たちが遊んだゴム鉄砲、竹馬、コマ回しなどを、実行委員会の委員が、訪れた子どもたちと一緒に楽しんでいるという場面もあった。

 さらに街道の沿道では、アートクラフトや絵画を展示する街角ギャラリーとしてさまざまな模擬店の出店もあり、市内外から訪れた来場客により普段は、ひっそりと静まりかえった昔ながらのまちなみが、大いに賑わった。

 また、前日の5月27日（土曜日）には、前夜祭として、街道沿道に灯篭を灯し、地区内の南溟寺において、同地区で開催されている狂言教室の発表会が行われ、当日とは一味違った雰囲気であった。

 実行委員会の役員からは、「今回も多くの方に来場してもらうことができ、この街並みと、この街並みを残すための取り組みについて知ってもらうことができてよかった。また、このまつりを通じて地域の繋がりができるようになったので、続けてきてよかった」と話している。