スマホで簡単登録。“妊産婦のホテル避難制度”を開始します。(令和3年9月6日)

更新日:2023年08月01日

個室利用で感染リスクを低減

 コロナ禍で在宅避難などの分散避難が必要な中、洪水浸水想定区域では避難指示等により自宅からの立ち退き避難が必要となる可能性も高く、人が多く集まる避難所の感染拡大防止は大きな課題です。

 避難先での妊産婦の感染リスクを低減させるため、避難所の福祉スペースに加え、ホテルの個室を避難所として利用できる制度を今月、9月中に開始します。宿泊料は市が負担いたします。

これまでなかった。妊産婦専用避難所

 対象は洪水浸水想定区域に居住する妊娠中または出産後1年以内の方。付添の方も1名までは市が負担します。ホテルは市と災害協定を結ぶ、ホテルレイクアルスターアルザ泉大津とホテルきららリゾート関空の2ホテル。

 市ではこれまでも災害時の要配慮者の特性を踏まえ、避難生活に必要な空間確保のため、高齢者施設や障がい者施設を運営する8つの社会福祉法人と災害協定を締結し、福祉避難所を整備してきましたが、妊産婦専用の避難施設はこれまでありませんでした。

登録は手軽に。オンライン申請

また要配慮者の速やかな避難のため、対象者の現況を登録いただく避難行動要支援者名簿も作成していますが、登録を希望される妊産婦はほとんどありません。

 加えて、避難行動要支援者名簿は該当者の確認や名簿登録に時間がかかります。そこで事前登録を簡単にできるよう、オンライン申請を導入しました。

 オンライン申請はグラファー株式会社が開発した、デジタル行政プラットフォーム「グラファースマート申請」を活用。市役所にいかなくても自宅から数分で手続きが完了します。

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危機管理課