泉大津市とオイテル株式会社が包括連携協定を締結(令和3年11月5日)

更新日:2023年08月01日

「関西初」公共施設に生理用品の無料提供システムを導入

泉大津市は、令和3年10月28日にオイテル株式会社と包括連携協定を締結し、市の公共施設に、生理用ナプキンを無料で提供する企業のシステムを導入する

 泉大津市とオイテル株式会社は、健康、子ども・福祉、ジェンダーギャップの解消、防災の4分野にわたる包括連携に関する協定書を締結した。

 本協定に基づき、市庁舎1階の女性トイレ個室にオイテル株式会社のシステム「OiTr(オイテル)」を11月1日に導入した。また、今年9月にオープンした新図書館「シープラ」をはじめ、新図書館が入居する駅前商業施設アルザタウンの地下1階から5階までの女性トイレ個室等にも導入された。公共施設への導入は関西圏では初めてとなる。

 「OiTr」はオイテル株式会社が展開する、商業施設、公共施設等などの個室トイレに生理用ナプキンを常備し、無料で提供するサービス。トイレットペーパーと同様に無料で生理用ナプキンが常備される世の中にしたいという企業の思いから生まれた。

 「OiTr」は無料で、ディスペンサーに触れずに生理用ナプキンの取り出しが可能。トイレ個室内に掲示されているQRコードから専用アプリをダウンロードすることで利用できる。トイレに入ると自動で広告動画が流れる。スマホ専用のアプリを起動させて近づけると、生理用ナプキンが出てくる。ナプキンの購入費は広告料で賄う仕組み。

 新図書館の河瀬館長は、「女性にとって、このようなしくみは画期的。タブー視されていた「生理」という女性特有の課題を考えるきっかけとなればと考えている。また、「OiTr」の設置によりシープラが女性に優しい公共施設となり、来館しやすい施設となってほしい。」と話している。

 南出市長は、「生理用品は、女性にとって必需品であり、必要な時に必要な人に広く行きわたらせたい。また、女性の経済的・身体的・精神的負担を軽減し女性のQOLの向上を目指したい。」と話している。

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