江崎グリコ株式会社と防災啓発活動連携協定を締結(令和5年6月26日)

更新日:2023年08月01日

今年1月、政府の地震調査委員会は、南海トラフで今後20年以内にマグニチュード8~9級の地震が発生する確率を「60%程度」に引き上げました。災害への備えの重要度は年々高まっています。

一方、昨年6月に実施した市民アンケートでは、「防災対策を実施している」と回答した割合は51%。「大事なことだが、日々のことに追われ後回しにしている。」そんな声も少なくありません。
そこで、6月30日、江崎グリコ株式会社と防災啓発活動連携に関する協定を締結し、「わざわざ備えないことで、災害にうまく備える防災」を広めていきます。

【いつもに便利で、もしもに役立つ。災害に、うまく備える。】

具体的には、同社の製品やノウハウを活用し、いつもの暮らしに便利で、もしものときに役立つものやサービスを紹介し、各種イベントで啓発を図ります。

例えば、同社の乳児用液体ミルクは、普段のお出かけの際にも計量したり、冷ましたりの手間要らず。また、紙パックの液体ミルクなので、災害でライフラインが止まっても衛生的なミルクを飲ませることができます。

そこで、忙しい子育て世代が災害にうまく備えられるよう、昨年度から赤ちゃんの子育てを学ぶ両親教室で同社とコラボし、哺乳瓶ではなく、コップを使った液体ミルクの授乳方法などを紹介してきました。
昨年度、初めて妊娠された240人のうち64人、27%の人に両親教室に参加いただきました。今年度は、開催回数を年4回から6回に拡大し、取り組んでいきます。

【市役所も、ローリングストックで、上手く備える。】

市民だけでなく、市役所も消費期限の短い乳児用液体ミルクなどのベビー用品の備蓄は進んでいませんでした。そこで、市役所もうまく備えられるよう、古いものから順に消費し、一定量を備蓄していくローリングストックを取り入れます。

具体的には、防災倉庫ではなく災害協定により、台風時には妊産婦の避難所となる関空泉大津ワシントンホテルに同社の液体ミルクや粉ミルク、赤ちゃん用ベッドを一部備蓄。平時は赤ちゃん連れのホテル利用客に、台風時には避難してきた妊産婦ファミリーに提供。備蓄しにくいモノをしやすく。使われないモノを使われるモノに変える。平時から赤ちゃんを連れていきやすい環境をつくることで、もしもに備える。こうした取り組みも進めていきます。

調印式概要

日時 6月30日(金曜日)午後3時から4時まで

場所 泉大津市役所4階 市長応接室

出席者 泉大津市長 南出賢一
江崎グリコ株式会社セールス本部市場開発部医療ユニット ユニット長 安田昌史 外6名

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危機管理課