11月5日に津波避難ビルで避難訓練(令和5年11月2日)

更新日:2023年11月06日

“学校”ではなく、“高層住宅”へ、逃げる

11月5日(日曜日)は津波防災の日です。泉大津市では、同日午前10時から11時30分まで、津波浸水想定区域の住民を対象に、“逃げる”ことに重点をおいた、津波避難訓練を開催します。

避難所ではなく、“避難場所”へ“逃げる”

東日本大震災で、津波被害を大きくした原因の一つに避難所と避難場所の違いが分からなかったことが挙げられています。
そこで、避難所と避難場所の違いを理解できるよう、いつもの“学校”ではなく、津波避難ビルに指定した“高層住宅”の「あすと松之浜」に避難します。
本市で津波避難ビルを活用した訓練を開催するのは、今回が初めてです。

さまざまなコミュニティが“一斉に逃げる”

東日本大震災の死者は、全国で1万5,899人。うち92.4%が溺死でした。大津波が押し寄せたのは、地震後30分から1時間を過ぎてから。実は、多くの人が「自分のいる場所が安全だ」と思い込み、避難しないまま亡くなっています。
正常性バイアスは、避難の妨げにもなります。そこで“自分も逃げないと”と思ってもらえるよう、バイアスを逆手にとり、さまざまな場所、さまざまな活動、さまざまなコミュニティが“一斉に逃げる”訓練をします。
参加するのは、松之浜町自治会(世帯数1,257 人口2,709人)、社会福祉法人みおつくし福祉会が運営する児童養護施設「助松寮」、子どもの遊べる場所を提供するボランティア組織「浜パティオ」の総勢約100名が参加予定です。
地域を代表するコミュニティの自治会だけでなく、多様なコミュニティが参加し、一斉に避難する訓練は、今回が初めてです。

“情報”と“状況”を“理解して逃げる”

東日本大震災では、一旦避難するも、自宅に戻り、逃げ遅れた事例も報告されています。実技の避難訓練のあと、「津波の高さと到達時間」、「津波警報解除」など、情報と状況を正しく理解し、避難するためのミニ講座を実施します。

訓練 概要

日時:11月5日(日曜日)午前10時~11時30分 雨天中止

想定:
午前10時、紀伊半島沖でマグニチュード9.0の地震が発生。
泉大津市域は震度6弱を観測。大阪府沿岸に大津波警報が発令。
泉大津市には地震発生後、約95分で最大4.4mの津波が到達。

内容:
松之浜町を7組に分け、別々の場所で地域活動中に地震が発生。
同報系防災行政無線の放送を合図に、津波避難ビルへ避難する。
※津波避難ビル/あすと松之浜(二田町1-13-1)

スケジュール

10時00分 訓練開始 / 同報系防災行政無線で地震発生の放送
10時03分 大津波警報発令 / 同報系防災行政無線で避難指示発令
10時05分 避難開始
11時10分 随時、避難確認、意見集約(付箋で書き出し)、ミニ講座
11時30分 終了

あすと松之浜

写真1

津波避難ビル/あすと松之浜

あすと松之浜 2階ピロティ

写真2

避難予定のピロティ(2階)

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危機管理課
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