(一社)ロングスプーン協会と包括連携協定を締結(令和6年6月13日)

更新日:2024年06月17日

~新たなこども食堂のカタチ フードリボンプロジェクトの普及啓発~

左)泉大津市長 南出賢一

右)一般社団法人ロングスプーン協会 橋本展行

大阪府泉大津市(市長:南出賢一)と一般社団法人ロングスプーン協会(千葉県市川市、代表:橋本展行)と6月7日に包括連携協定を締結しました。

今後は、本協定に基づき、子どもの貧困問題に関し、フードリボンプロジェクトを柱として連携を進めていきます。当協会と自治体との連携協定はこれが初めてです。

背景

本市では、こども食堂や学習支援などを実施する子どもの居場所事業を運営している団体が14団体活動しており、地域のボランティアや住民が運営を行っております。市も活動費用に対する補助金の支給のほか、情報交換の場や研修会の開催、寄付の取りまとめなどを行い、安定的で継続的な開催を支援しています。

年々、団体数は増加しておりますが、各団体の開催日数は週に1度から月に1度程度が多く、「こどもが食事を摂ることができる機会の増加」が課題でした。

フードリボンプロジェクトとは

飲食店を利用するお客さんが1つ300円のリボンをこどもの一食分として「先払い購入」して店内に掲示し、こどもたちが掲示されたリボンを1つ手に取り、お店に差し出すことで1食分の食事ができる仕組みであり、地域住民の寄付によって運営する取組です。泉大津市は、一般社団法人ロングスプーン協会の活動趣旨に共感し、こどもの食の環境を守る取り組みの一つとして、同団体が運営する「フードリボンプロジェクト」を応援します。

今後の展開

今回の連携協定締結を契機として、課題解決のため官民連携市民共創によって取組を推進し、まずは「フードリボンプロジェクトの普及啓発」から連携をスタートします。

泉大津市 南出 賢一市長のコメント

フードリボンプロジェクトは、地域の飲食店と地域の方が一緒になってまちぐるみで、子どもの一食を日常的に支えることができる新たなこども食堂のカタチです。これは、まさに本市が現在、さまざま取り組んでいる官民連携・市民共創型の取り組みであり、本市だけでなく全国の課題解決になる取組であると感じています。

連携協定のもと、ロングスプーン協会様とともに本プロジェクトをしっかりと普及啓発し、多くの飲食店事業者に参画いただくとともに、地域の人にも賛同いただき、一つでも多くのフードリボンを増やすことで、すべてのこどもが食事に困らず、安心して笑顔で育ち、育てられるまちを実現していきたいと考えています。

そして、この取り組みが、泉大津市から全国に広がり、こどもたちが当たり前にお腹いっぱいになり、将来の夢を持つことができる社会の実現に向けて、しっかりと発信していきます。

(一社)ロングスプーン協会 橋本 展行(はしもと のぶゆき)代表のコメント

ロングスプーン協会では、生まれた場所がどこであろうと、育った境遇がどうであろうと、「ご飯を食べ、社会に見守られ、元気に外を駆けまわるそんな光景が、全ての子どもたちにとって当たり前で、空腹を抱えて困ることがない社会の実現を目指して活動しています。全国で、徐々に参加いただく飲食店が増加していますが、より多くの飲食店の参加を目指しています。

今回、初めて自治体と連携協定の締結となりましたが、泉大津市と協働して子どもたちにアプローチできることが最大のメリットに感じており、泉大津市をモデルケースとして、活動の取り組みを全国に発信していきたい。

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