安全・安心な食料の安定的な確保を目指して(令和6年6月21日)

更新日:2024年07月01日

~令和6年度自治体間農業連携先候補者を選定~

泉大津市(市長:南出賢一)は、安全・安心な食料の安定的な確保を目的として、令和5年度から全国各地の6自治体と自治体間農業連携協定を締結しました。新たな農業連携先を令和6年5月から募集し、滋賀県野洲市、和歌山県かつらぎ町、高知県香南市の3自治体を農業連携先候補者として選定しました。

背景

近年、国内における食料自給率が年々低下し、紛争等の国際情勢に伴う輸入途絶や異常気象による世界的な不作等の不測の事態の発生によって安定的な食料供給が危ぶまれています。こうした状況のもと、泉大津市では、医食同源の観点のもと、日本人の主食であり、栄養価やカロリー貢献度が高い米(食糧)を、国内の農業の持続的発展に寄与する形で安定的に確保していくため、令和5年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定しました。

本構想の実現に向け、農地が少なく単独での食料確保が困難な都市型地域と農業の担い手不足や休耕地の増加等の課題を持つ農山村地域が連携することで、「食」による市民の健康増進や安全・安心な食料の安定的な確保、農業従事者の所得安定や遊休地の利活用等、都市部と農山村地域のお互いの課題を補完できるような本市独自の食糧サプライチェーンを構築し、「食」に関するさまざま取組みを展開しています。

具体的な取組み

農業連携先で生産され、栄養価が多く残る精米技術を施した有機米や特別栽培米を活用し、令和5年4月から、市内全小・中学校の給食で提供を開始しました。

また、妊娠届提出月の翌月から出産予定月まで、毎月10キログラムの米をプレゼントする「マタニティ応援プロジェクト」を実施しています。

さらに、令和6年度には、「食」からの高齢期の健康づくりを促進するため、65歳を迎えた市民に栄養価の高い米の配付を予定しています。

今後の活動について

今後、連携先候補者と選定された自治体と協定を締結し、米をはじめ、米以外の農作物等でも連携し、「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」の実現に向けて取組みを拡大していきます。

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