人工石油製造及び発電の実証実験に向けた連携協定を締結(令和6年7月11日)
~新たなエネルギーの普及による持続可能な社会の実現を目指して~
泉大津市×有限会社ティー・エヌ・プラン
大阪府泉大津市(市長:南出賢一)は、有限会社ティー・エヌ・プラン(和泉市、会長:山本定俊 代表取締役:山本睦代)と7月8日に包括連携協定を締結しました。
今後、本協定に基づき、「エネルギー」「食」「シティプロモーション」「地域活性化」の4分野にわたる連携を進めていきます。
具体的な取組み
「エネルギー」分野から連携をスタートします。今日、世界中でエネルギー確保が課題とされており、日本でもそのエネルギー自給率の低さを解決することが急務とされている中で、本市では、新たなエネルギー確保の手段として「人工石油製造装置」の運用および、製造された人工石油を用いて発電された電力を活用する実証実験を行います。
実証実験の内容
触媒を使って大気中の二酸化炭素と水から人工的に石油同等燃料を生み出す「人工石油製造」技術の実証実験フィールドとして市内の公園を提供することで、製造された人工石油を用いて発電した電力を活用し、災害時の自主電源の確保を図ります。また、平時は公共施設の電気代に充てることや市内イベントでの活用など、地域内でのエネルギーの地産地消の仕組みを構築することで、地域活性化に貢献します。
今後の活動について
人工石油の特徴として、人工石油の利用時に燃焼し排出される二酸化炭素は、生成時に大気中から取り込まれる二酸化炭素であるため、カーボンニュートラルであることやコスト面でもリーズナブルに生成することが可能です。本市が宣言しているゼロカーボンシティの実現や輸入に頼らないエネルギーの確保、エネルギー価格の高騰への対応を図ることが可能となり、サスティナブルな社会の実現に寄与することができます。
そして、「人工石油製造」技術の効果を検証し、新たなエネルギー確保のソリューションとして発信することで「人工石油」を普及促進し、泉大津市から「社会課題解決のモデルケース」を創出します。
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更新日:2024年07月22日