リボンを買って子どもたちの“今日の一食”を支える(令和6年8月19日)

更新日:2024年08月26日

「フードリボンプロジェクト」体験型キックオフイベントを開催しました

泉大津市と一般社団法人ロングスプーン協会が、全国で初めて「フードリボンプロジェクトに関する包括連携協定」を締結

イベント当日、約500人の親子が参加。子どもたちはフードリボンを使って食事などを体験!笑顔が溢れました。

大阪府泉大津市(以下「市」という。)と一般社団法人ロングスプーン協会(以下「ロングスプーン協会」という。)は、令和6年6月、全国で初めて「フードリボンプロジェクトに関する包括連携協定」を締結しました。子どもの貧困問題などの課題に対して、未来を担う子どもたちを地域で支える社会の実現のため、市とロングスプーン協会は相互に連携を図り、参画事業者の増加に取り組んでいます。

また、締結にあたり「フードリボンプロジェクト体験型キックオフイベント」がシーパスパーク(泉大津市)で8月18日(日曜日)に開催されました。同プロジェクトの認知度向上のため、市内飲食店と市民に向けた講演会や相談ブースのほか、子どもたち向けにフードリボンを実際に使った食事やワークショップが提供され、約500人の親子が参加し、大いに盛り上がりました。

全国初!「フードリボンプロジェクトに関する包括連携協定」を締結
~子どもたちの一食を地域で日常的に支える新たなこども食堂を目指して~

令和6年6月、本市はロングスプーン協会は、全国で初めて「フードリボンプロジェクトに関する包括連携協定」を締結しました。

ロングスプーン協会は、子どもの貧困問題などの課題に対して、未来を担うこどもたちを地域で支える社会の実現のため、フードリボンプロジェクトに取り組んでいます。市もその目的に賛同し、本プロジェクトを通じて、相互に連携を図り、参画事業者の増加に取り組み、官民連携・市民共創で子どもたちの一食を日常的に支え、地域の子どもたちの笑顔を支えていきます。

地域の力でキックオフイベントを開催~子どもたちがフードリボンを初体験しました~

フードリボンプロジェクトに取り組む飲食店を募集している中、地域団体である泉大津西地区活性化委員会が、市内飲食店、市民や子どもたちに本プロジェクトを知ってもらおうと、8月18日(日曜日)にシーパスパークでフードリボンプロジェクト体験型キックオフイベントを開催しました。

オープニングセレモニーでは、ロングスプーン協会代表、OSM代表、協賛団体、議員や市関係者らによるテープカットを皮切りにイベントがスタート。

イベントでは、子ども1人につき2つのフードリボンが配られ、子どもたちは、そのリボンを使って、カフェやキッチンカーでの食事、ドローン体験やモールドールづくりなどのワークショップなどを体験しました。

食事は同プロジェクトに賛同した市内飲食店団体「OSM※」や、会場公園内にあるイタリアンレストランらが、子どもたちが大好きなカレーライスや焼きそば、ピザ、ケーキ、米粉のベビーカステラ、かき氷などを提供。

また、フードリボンがついたセットメニューもあり、大人たちは商品とともにフードリボンを購入し、お店のボードにリボンを貼る光景が数多く見られました。子どもたちは、初めに配られたリボンとは別に、そのリボンも使って、食事を楽しみました。

さらに、子どもたちの夢を広げようと、ロングスプーン協会の理事である大嶋啓介氏による講演や子どもたちが夢を叫ぶ予祝イベントや、ピエロパフォーマンスなどを実施。市も、ロングスプーン協会とともにプロジェクトに参画を検討している飲食店向けに相談ブースを開設し、当日は参画に向け4店舗が相談に来られました。

※「OSM」:泉大津を飲食で笑顔に元気にしようと集まった飲食店の団体

子どもは、店頭のリボンで食べることができます

カレーとリボンのセットを購入しリボンを貼る大人

モールドールづくり体験

大嶋啓介氏による講演

飲食店を対象とした相談ブース

さらに当日、キックオフイベントに合わせ、会場近くの蕎麦屋では、フードリボンプロジェクトの取り組みを店舗で開始。ざるそばと、おにぎりのセットを子どもたちに提供しました。

蕎麦屋店内で掲示されているフードリボン

ざるそばとおにぎりのセット

イベントでの南出市長のコメント

全国で9人に1人の子どもが食事に困っているとされており、本市にも食事に困っている子どもたちがいることは事実。子どもたちの1食を日常的に支えることが求められる中、フードリボンプロジェクトは、官民連携・市民共創で子どもたちの未来を支える素晴らしい取り組みです。現在、すでに約10店舗が参画に向け相談、準備していただいていると聞いている。

今回のイベントを通して、市内飲食店をはじめ、市民の皆さん、子どもたちにフードリボンプロジェクトについて知ってもらい、少しでも多く本市にフードリボンプロジェクトの取り組みが広がり、常時子どもたちの食と笑顔を支える拠り所が増えることで、子どもたちが、当たり前に食事ができる、夢を持てる泉大津を実現したいと考えています。また、このプロジェクトが本市で広がりを見せるとともに、泉大津から全国に広がり、全国共通の社会課題の解決になることを目指していきます。

フードリボンプロジェクトとは

フードリボンプロジェクトは、令和3年5月にロングスプーン協会が、飲食店による新しい子ども食堂の仕組みとして始めたプロジェクトです。現在、全国で196店舗が同プロジェクトに登録しています。

飲食店を利用するお客様が、子どもの1食分として1つ300円のリボンを先払いで購入し、店頭にあるボードに掲示します。子どもたちは、掲示されているリボンを1つ取り、お店の人に渡すことで1食分(無料)の食事ができる仕組みです。お腹を空かせた、子どもたちがいなくなるよう「今日の一食」を地域ぐるみで支援する取り組みです。

フードリボンプロジェクトを推進するポイント

こども食堂の多くは、月1~2回や週1回の開催が多い中、飲食店が通常営業の延長でこども食堂を実施することで、開催日が増え、子どもたちの1食を日常的に支えることができます。また、飲食店のフードロス削減にもつながります。

この記事に関するお問い合わせ先

こども政策課

みなさまのご意見をお聞かせください
このページの内容は分かりやすかったですか
このページは見つけやすかったですか
このページに関してのご意見がありましたらご記入ください。

当フォームは、返信不可能のため、ご質問にはお答えすることができません。