若者世代の市政参画推進部会(秘書広報課)
若者世代の市政参画推進部会では、若者が市政に参画しない大きな原因は「市政に興味がないこと」と「市政に参加する機会がないこと」の2つだと考えました。この2つの原因を若者の力を使って解決し、若者世代の市政参画を推進することを目的とし活動を行いました。
まず若者世代に市政に興味を持ってもらうための活動として、政治が日常生活に与える影響を知り、自分事として考えるきっかけを作る「戦争体験談インタビュー」と市政参画のハードルを下げる「SNSを活用した情報発信」を行いました。
そして、若者に市政に参加し、体験する機会を与えるため、まちづくりの観点から市政を考えていただく「若者世代に向けたまちづくりイベントの企画・運営」を行いました。
戦争体験談インタビュー
戦争体験談では7人の戦争体験者にインタビューを行い、後世に戦争体験を語り継ぐために動画を作成しました。戦争体験者の高齢化が進み、今後、戦争体験を直接聞くことができなくなっていくため、私たち若者世代の市政参画推進部会はとても良い経験ができたと考えています。
特に印象に残っていることは部会内で打ち合わせをする中で、どのような内容にすればよいかということをメンバーでとことん突き詰めて話をしたことです。インタビューを行うにあたり、目的の整理や若者の視点を入れた戦争体験動画を作成するための質問内容など、多くの事を決める必要がありました。それらについて話し合い、動画が完成した時は、とても達成感を得ることができました。
若者世代に向けたまちづくりイベントの企画・運営
令和5年2月26日(日曜日)泉大津市立図書館「シープラ」にて、若者世代に向けたまちづくりイベント『理想のまちづくりバトル〜未来の泉大津を作ろう!〜』を開催しました。
イベントの内容は、「2025年大阪万博から20年後の2045年の泉大津」というテーマを基に、「条例を2つ以上制定すること、商業・工業の施設を設置すること」いう条件に沿って、グループに分かれて理想のまちを発表し、点数を競い合うというものです。イベントの目的は、イベントを通して楽しみながら市政について考えてもらうことでした。
当日は高校生、専門学生、大学生、日本語学生、社会人など10名が参加してくれました。参加者からは「泉大津の未来が楽しみになり、関わりたいと思った」や「理想のまちを考えてみると、実際にできることもあり、行動に移してみたいと思った」などの声があり、このような場を継続して持つことで、より多くの若者が政治に興味を持ってくれるのではと感じました。
今回のイベントで少しでもまちづくりや泉大津市に興味を持ったり、主体的に取り組んでいきたいという思いを持つ若者が増えたことを嬉しく感じました。私たち学生がゼロから企画をし、運営までを行ったイベントが、誰かに影響を与えたという実感は今まで味わったことのないもので、運営側であった私たちも達成感、そして様々な気づきがあり、とても充実した活動でした。
SNSを活用した情報発信
若者が市政に興味を持つ機会を作り、市政参画のハードルを下げることを目的に、若者に身近なInstagram「Oz_for_young」を用いて、市政参画に関する投稿を行いました。選挙やふるさと納税など、身近で市政参画につながる豆知識を若者目線で発信しました。
インスタライブでは、リアルタイムで視聴者と繋がり、直接情報発信を行うことで、既存のフォロワーの市政参画意識の向上を図るため、「市政参画推進部会の活動内容報告」「クイズを通して選挙を知ろう」「市役所職員の仕事について学生目線で聞いてみよう!」の3回のインスタライブを行いました。その結果、新規フォロワーを約70人獲得し、約400アカウントに投稿を見ていただくことができました。さらに、インスタライブでは合計40人以上が参加し、20件以上のコメントをいただき、市政に積極的に興味を持ってくれる若者を増やすことができたと感じています。限られた時間の中で、最大限の結果を残すために、誰にどのように見てほしいか等、何事にも目的意識を持って行動する重要性を学ぶことができました。
インターンシップ生の感想
・目的意識を常に持つことの重要性を学びました。また部会員との打ち合わせでは、自分にはない刺激的なアイデアを得ることができ、活動を楽しむことができました。普段の生活でも自分にできることは最大限に能力を活用し、取り組んでみようと心がけることができるようになりました。
・9ヶ月間、今まで経験したことのない様々な活動に取り組んできました。もし、このいずみおおつ若者会議に参加せず、普通の大学生活を送っていれば、どれも経験することができなかったと思います。活動の中で、ただ受け身でありきたりなことをするのではなく、自分たちの頭でしっかりと考え、主体的に取り組んでいくことができるようになったと実感しています。
・活動が長期にわたり、取組みの目的を見失いそうになる時もありましたが、定期的に目標を見つめ直し、目的達成のためにどのように行動すればいいか自身で考える力が身に付きました。職員の方に支えていただきながら、懸命に活動を行う中で、自分自身の考えを述べ、部会員と意見を交わしながら、より良いものを作ろうとする経験は、自分の大学生活にとって大変刺激になりました。
・戦争体験談とイベントの開催を経験し、自分の生活と市が密接に繋がっていることに気付き、より市政参画の重要性を勉強し、周りにも広めていきたいと思うようになりました。このインターンシップで得た素晴らしい仲間と経験は何にも変えがたいものです。今後の大学生活に役立てていきたいと考えています。
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更新日:2023年08月01日