「リプロダクティブ・ヘルス/ライツ」をご存じですか?
リプロダクティブ・ヘルス/ライツって?
リプロダクティブ・ヘルス/ライツとは、自分の身体に関すること、そして性や子どもを産むことに関わるすべてを自分自身で決められる権利のことです。
特に女性は、妊娠や出産をする可能性があるため、ライフサイクル上において、男性とは異なる健康上の問題に直面することがあります。
リプロダクティブ・ヘルス / ライツは、「性と生殖に関する健康と権利」と訳されます。
性と生殖に関する健康・生命の安全を、妊娠や出産といった女性のライフサイクルを通して、権利としてとらえる概念で、女性の人権の重要な一つとして認識されています。
「リプロダクティブ・ヘルス」とは、性や子どもを産むことに関わるすべてにおいて、身体的にも精神的にも社会的にも本人の意思が尊重され、自分らしく生きられることです。
「リプロダクティブ・ライツ」は、自分の身体に関することを自分自身で選択し、決められる権利のことです。
「私のからだは私のもの」
重要なことは、「私のからだは私のもの」「「子どもを持つ」「持たない」を決める自由を個人は持っている」ということです。
「こんなはずじゃなかったのに・・・」と思いながらの妊娠・出産は、女性の心身に大きな負担がかかります。
「子どもを産みたい」、「産みたくはない」、「いつ、何人産む」ことについて、安全な妊娠・出産、そして子どもが健康に生まれ育つことなど含めて、一人ひとりが自分らしい生き方のために考えることが大切です。
リプロダクティブ・ヘルス/ライツを守り、全ての人が健康で豊かな生涯を送るためにも、性の問題、思春期の問題、妊娠、出産、中絶、避妊、不妊、性感染症、更年期障害、また、性暴力や買売春など、さまざまな問題についてすべての人が正しく性の知識を得ることが大切です。
更新日:2024年03月20日