農山村地域との連携から生まれる、食を軸とした健康事業~子育て世代への魅力向上プロジェクト~
プロジェクト概要
泉大津市では、2023年3月に「安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想」を策定。「安全・安心な食」と「健康」の2つを掛け合わせた政策として、全国各地の農産物の生産地と連携し、就学前施設・市内小中学校の給食をはじめとした「子育て世代への食糧支援」等を実施します。
本事業は、食糧の生産地とその消費地を直接つなぐ共存共栄の考えに立っています。連携自治体及び農家においては農業経営の安定化に、市民にとっては安全・安心な食の提供に、当市にとっては不測の事態が発生した際の市民への安定的な食糧提供が可能となる仕組みを構築。これにより、農地が極めて少ない当市の弱みを補完するとともに、日本の農業復興にも貢献ができます。
また、連携先の生産地において、化学農薬や化学肥料の使用を抑えた農法や有機農法などの環境保全型農業に取り組んでもらうことで、地球環境にも配慮した事業となっています。
安全・安心な食糧の安定的確保に関する構想(概要版) (PDFファイル: 633.3KB)
なぜ寄附を募るのか
食糧価格の高騰、世界的な凶作や輸入の途絶などの不測の事態に対応するためには、市民の食糧確保が重要になってきます。しかし、当市は耕地面積が全体の約3%と非常に少なく、市独自で市民の食糧を確保し、安定的に供給することは困難な状況にあります。
また、農産物の生産地においては、農業従事者の減少、高齢化、休耕地の増加などが進み、農業生産基盤がぜい弱化しています。そのため、全国の農地を有する自治体と連携し、当市独自のサプライチェーンを構築することで、市民と日本の農業を支えることができると考えています。
プロジェクトのポイント
*子育て世代への取組み*
▶マタニティ応援プロジェクト
妊娠届提出の翌月から出産予定月まで、毎月最大10kgの「金芽米(きんめまい)」をプレゼント。
(感想)「妊娠中の健康促進を支援いただける貴重なプロジェクトだと感じた」「妊娠中は買い物に行くのも重いものを持ち帰るのも大変なので、美味しいお米を家まで届けていただき本当に助かった」といった声が届いています。
▶ときめき給食
月に2回、発酵食品やオーガニック食材、旬の食材など、季節を感じられる特別な給食を提供。また、小・中学校の学校給食における全ての米について、連携協定を締結した自治体で生産された玄米を使用し、金芽米として精米したうえで提供。
寄附の使い道
いただいたご寄附は、「ときめき給食事業」「マタニティ応援プロジェクト」「中学校給食における自校調理の推進」「安全・安心な食糧の安定的確保に関する事業」等に活用させていただきます。
メッセージ
子育て世代への魅力向上プロジェクトは農山村地域との連携から生まれる、食を軸とした健康事業により、子育て世代に「安心して子育てのできる環境である」「住みたい、住み続けたい」と思われるように魅力の向上を図り、人口減少や少子高齢化に歯止めをかけることを目指しています。
しかし、昨今の食糧価格の高騰に加え、農業従事者の減少・高齢化、農地面積の減少など、日本の食を取り巻く環境は非常に厳しくなってきています。そこで、日本の食を支えている全国の農業従事者の収入の安定化と、不測の事態が発生した際の市民への安定的な食糧提供が可能となる仕組みを構築。
そして、全国の農業従事者・サプライチェーンを担う民間事業者・泉大津市および市民・SDGsに貢献できる関係性の構築を目指しています。
しかし、本事業は泉大津市だけでは達成することができません。共感してくださる企業の皆様に応援していただけると心強いです。
ご支援のほど、よろしくお願いいたします。
この記事に関するお問い合わせ先
成長戦略課
更新日:2024年03月21日