おうち体験学習 織り物をつくってみよう!(コースターづくり)
弥生時代(やよいじだい)の遺跡(いせき)である池上曽根遺跡(いけがみそねいせき)から布の破片(はへん)が発見(はっけん)されています。
弥生時代の終わりごろに書かれた中国の歴史書(れきししょ)『魏志(ぎし)』倭人伝(わじんでん)には、そのころの日本の服についても書かれています。そこには、男性はこしに布をまいているだけ、女性は服のまん中に穴をあけて頭を通す、貫頭衣(かんとうい)をきていると書かれています。
当時の人たちは、植物(しょくぶつ)のせんいを糸にしたりカイコの糸を使い、ハタで布をおって服をつくっていたようです。
さて、そんな布づくりを、おうちにあるものを使ってじっさいに体験(たいけん)してみましょう!つくったものはコースターとして使うことができます!
準備(じゅんび)するもの
- 段ボールまたはあつ紙を11センチの正方形に切ったもの
- えんぴつ
- 糸(毛糸や紐)
- ものさし
- つまようじやクリップ、裁縫針(さいほうばり)など、横糸がとおせるもの
- はさみやカッター
- くし(フォークでもよい)
- セロテープ
段ボール台紙(だいし)をつくる(事前準備)
段ボールを約11センチの正方形で切ります。
上下に1センチ間隔(かんかく)で10本線を引きましょう。(10本引けないときは、偶数(ぐうすう)本の線を引きましょう)
上辺と下辺からそれぞれ1センチずつのところにも横に一本線を引きます。
たての線を1センチ(横の線)まで上と下から全て切っていきます。
これでコースターの台紙の完成です。
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コースターのつくりかた
1.たて糸の準備
段ボールの台紙にたて糸をまきつけます。
まきつけるときに、台紙の半分くらいの長さのひもをあまらせておきましょう。
ひもがまけたら、台紙の半分くらいの長さをのこして切ります。
あまらせたひもを台紙のうらにセロテープで張り付けましょう。
2.おる
横糸を用意します。少し長めに用意しましょう。
用意した糸をクリップや裁縫針に通したり、つまようじにくくってセロハンテープで止めたりしてください。
片方のひものはしを台紙のうらにあるたて糸のあまり部分と一緒にセロハンテープではりましょう。
たて糸の上、下、上、下とじゅんばんに横糸をとおしていきましょう。
一番はしまでとおったらまた、上、下、上、下とじゅんばんにとおします。
何段かおれたらくしやフォークをつかって、横糸をととのえます。
これを何回もくりかえします。
横糸ひっぱるときにあまり引きすぎるとできあがりが細長くなってしまうので、台紙にひいたたて線にたて糸があうようにしましょう。
3.しあげ
おり終わったら横糸をしまつします。
台紙の半分くらいの長さを残して余分な横糸は切りましょう。
台紙をうらがえし、セロテープをはがしてからたて糸をまんなかで切っていきます。
切ったたて糸のしまつをします。
2、3本をとり、むすんでください。むすべたら、その先をハサミで切って、長さをととのえましょう。
これでコースターの完成(かんせい)です。
横糸の間隔(かんかく)をあけてみたり、ちじめてみたりするとふんいきのちがうコースターができますよ。ためしてみてください。
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更新日:2023年08月01日