太陽光発電システムのトラブルにご注意を

更新日:2023年09月15日

太陽光発電システムを導入するにあたっては、設置の仕方によって様々なトラブルが予想されます。普段からなじみのない機械を設置することになるので、意図しないうちに思いもよらないことで周りの人に迷惑をかけてしまう可能性があります。

太陽光発電システムはご自宅に導入される方が殆どで、10年以上もの長い間使用することが想定されますので、ご近所間でのトラブルにならないよう慎重に設置方法などを検討することをお勧めします。

太陽光発電システムを設置する事業者とそういったトラブルの可能性も含め設置場所、方法などを十分ご相談、ご確認することが重要です。

みなさんも導入の際には十分気を付けて設置するようご注意ください。

反射光問題

反射光問題とは、太陽の光を太陽光パネルが反射しご近所の建物などに光が差し込んでしまう問題です。反射光によるトラブルが厄介な点は、本人(設置者)にはまったく被害がなく、周囲に被害が生じていることにも気づきにくいということです。

太陽光の角度と、太陽光パネルの角度によって光が反射する方向がきまるので、北向きの屋根に設置を検討する際には特に注意が必要です。北向きでなくても、「北向きに近い」「隣家の窓が高い位置にある」「屋根の傾斜が急」等の場合は注意が必要です。

反射光によって発生する被害の代表的なものとしては以下の2点です。

・反射光で建物の温度が上がり、熱中症になるなど身体的な被害が生じる
・室内がまぶしくなり、精神的な苦痛を与える

被害をうけている方は「毎日、定期的に、10年以上もの間」反射光に照らされ続けることになります。

実際に裁判にまで至った事例もありますのでお気を付けください。

騒音問題

太陽光発電システムを設置する際には、「パワーコンディショナー」という機械を一緒に取り付けます。この機械は動作音がし、エアコンの室外機程度の音が発生します。

特に大きな音が出ることはありませんが確かに動作音はするので、事前にご近所の方に説明する、ご近所の建物の開口部(窓、出入り口など)付近には設置しないなどの対策を検討しましょう。

「パワーコンディショナー」には室内型のものもあるので、そちらの採用もご検討ください。

電磁波問題

太陽光発電システムを稼働するときには、ごく微量の電磁波が発生します。

私たちの身の回りには、太陽光発電システムだけではなく、多くの電磁波を発生する家電製品があります。例えばスマートフォンやタブレット、または電子レンジやIH調理器などもすべて微量の電磁波を発しています。

太陽光発電システムが発する電磁波は、それらの家電が発する電磁波の強さと大差なく、健康被害を及ぼすレベルではないとされています。

しかしながら、世の中には「電磁波過敏症」という症状を持つ方もいるので注意が必要です。太陽光発電システムの電磁波は、騒音と同じく「パワーコンディショナー」から発生しているため、設置場所の検討などをお勧めします。

この記事に関するお問い合わせ先

環境課
電話番号:0725-33-1131(代表) ファクス:0725-22-6040
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