再配達の削減について
インターネットを利用した通販販売(EC)の拡大などにより、宅配便の取扱個数は増加の一途をたどっており、それに伴い、配達時の不在等により発生する再配達件数も増加しています。
宅配便の再配達は、トラックドライバーの負担を増大させ、ドライバーの人手不足を招くだけでなく、大気汚染物質や地球温暖化の原因となるCO2の排出量を増加させ、地球環境にも負荷を与えています。
ここでは、宅配便を一回で受け取るための方法を紹介していますので、皆様のご協力をお願いいたします。
宅配便と再配達の現状
平成22年度に約32.2億個だった宅配便取扱個数は令和4年度に約50.6億個と5割以上増加しています。
一方で、国土交通省の調査によると、令和5年10月の宅配便のうち約11.1%が再配達となっています。
再配達に係る労働力は、年間約6万人のドライバーに相当します。
また、再配達のトラックから排出される温室効果ガス(CO2)の量は、年間でおよそ25.4万トンと推計されており、宅配便の再配達は、人にも地球環境にも大きな負荷を与えています。
再配達防止に向けたお願い
宅配便は一回で受取ろう!
受取日時を指定しよう
ネットショッピングなどで注文する際に、日時指定や時間指定ができる場合は、受取が可能な日時や、家にいることが多い時間帯を指定しましょう。
宅配事業者のお届けサービスを利用しよう
各宅配事業者が、配達日時がわからないことによる再配達を抑制するため、事前通知サービス(メールやアプリ等)を提供しています。
事前通知を受け取った後、配送日時の変更や受取場所を指定することができる場合もありますので活用しましょう。
自宅以外でも受け取ろう
受取先として、コンビニやスーパー・駅等に設置された宅配ロッカー等を利用することで、通勤・通学途中等の自分の予定に合わせて受け取ることができます。
不在時でも受け取ろう
専用の宅配ボックスを自宅の屋外に設置すれば、不在時や日対面でも受け取りができます。
宅配事業者によっては、玄関前や自転車のかご等の場所を指定して届けてもらう「置き配」というサービスもあります。
2024年4月は「再配達削減PR月間」です
消費者庁・厚生労働省・農林水産省・経済産業省・国土交通省・環境省では、環境負荷低減や、トラックドライバー不足への対応として、宅配便の再配達削減に向けた取組を進めています。
働き方改革関連の法律の適用が令和6年(2024 年)4月から始まる事を契機に昨年に引き続き、今年も4月を「再配達削減PR 月間」と位置づけ民間企業の皆様と連携して、再配達削減に向けた取組を推進しております。
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更新日:2024年04月03日