教育長メッセージ(令和4年8月25日更新)
ウィズコロナで様々な制約の中での教育活動も3年目に入り、体育的行事や文化的行事が予定されている2学期がもうすぐ始まります。
子どもたちをご家庭で支えてくださる保護者の皆様、学校との連携でご尽力いただいている地域の皆様、学びを止めることなく創意工夫しながら励んでくださっている教職員の皆様に対して心から感謝申し上げます。
「VUCA(予測不可能・予測困難・不確か)の時代」において俯瞰的に世の中を考えてみなければいけない状況です。例えばこのコロナ禍における経済や精神的負担、ロシアにおけるウクライナ軍事侵攻による世界的な経済打撃など誰も想像することができませんでした。この時代において未来を担う子どもたちに、生き抜いていく力を身につけさせることがいかに重要なことかを考えると、教育に関わる全ての人の果たすべき役割の大切さを感じざるを得ません。
今までもこれからも泉大津市の教育ビジョンは「泉大津で受けた教育を将来自分の子どもにも受けさせたい」と不変です。今までと違う新しい社会の中においても、「人は人のなか、木は木のなか」すなわちそれぞれの環境があり、調和がある中でしか育たないということです。教育の不易、不変の部分です。
学校とは社会生活を学ぶ場としての大きな役割を果たしています。教師と子ども、子どもと子ども、子どもと地域の方々がお互いに働きかけることで「人は人のなか、…」で生き抜く力を育んでいけるのです。学校はそのためにあり、現在、感染症対策として回避している「密」は本来、最も大切な要素であります。感染症対策を講じて行う様々な取り組みは、感染症が終息するまでの措置としてやむを得ませんが、必要な「密」が許される学校に戻ることを期待してやみません。
今後もより良い教育の推進のため、子どもたちが安全安心で健やかであることを第一に考え、学びの保障や心身の健康に向けた取組を進めてまいります。
2学期以降も市内小中学校において、温かく見守っていただきますようよろしくお願いいたします。
泉大津市教育委員会 教育長 竹内 悟
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更新日:2023年08月01日